数年前から高騰している金価格。
資金運用のため金を売買している人も多いですが、中にはこれを逆手にとり、悪い事でお金儲けをする人達も存在します。
融資をおこない、暴利な金利を取る闇金融もこの金貨を利用し、巧妙な手法で違法な貸金業をおこなっているようです。
そこで今回は、この金貨を利用した闇金融「金貨金融」の手口や手法についてまとめてみました。
闇金には様々な種類や手口がありますが、金貨金融は金貨を高値で売り、仕入れ額との差額分を利息として受け取るというものになります。
金貨金融は、表向きでは金貨販売ショップとして営業をしていますが、実際は貸金業というものになります。
その例を上げると…
まず最初に、金貨販売ショップ(金貨金融)が42,000円相当の金貨を融資を受ける側の人に65,000円で販売します。
しかし、この時点では金貨販売ショプにお金を支払わず、ツケという状態にします。
次に、融資を受ける側の人は購入した金貨を42,000円で闇金業者にその場で買い取ってもらうか、系列店で買い取ってもらいます。
後日、最初のツケという形で65,000円を支払うという仕組みです。
つまり、42,000円を融資し、数日後に23,000円の金利を支払うという事になります。
ちなみに、この23,000円のの金利というのは35%になります。
この利息は9日で3.5割になりますので、実質トサン(10日で3割)よりも高い利息ということになります。
年利約1,420%の暴利は闇金として摘発されてもおかしくなさそうですが、売買であるか金融であるか判断しにくいことから、実態が露わにならないようです。
また、飲食店ではツケというものが存在しているため、金貨金融はある意味でグレーゾーンに踏み込んだ闇金であるといえるでしょう。
さらに、利用者は消費者金融で融資を断られた人なので、自らが望んでこの金貨金融を利用しています。
そのため、どうしようもなく利用せざるを得ないという現状なので、警察にも被害届けをださないようです。
カテゴリー | 手口や手法 |
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作成日時 | 2017-08-08 18:01:30 |
更新日時 | 2017-08-15 18:50:46 |