生活保護の受給者に、法律の上限を大幅に上回る利息で金を貸し付けたとして、49歳の男が、貸金業法違反などの疑いで逮捕されました。
警察は、組織的なヤミ金融グループとみて、実態を調べています。
逮捕されたのは、大阪・西成区の貸金業、吉田容疑者(49)です。
警察の調べによりますと、吉田容疑者は、ことし5月、生活保護を受けている46歳と57歳の男性に、最大で法律の上限の14倍の利息で金を貸し付けた貸金業法違反の疑いがもたれています。
大阪・西成区や浪速区などに「即決融資」などと書かれたビラを貼り、生活保護の受給者ばかりを集めて1万2000円から1万8000円を貸し付け、保護費の支給日に、利息分とあわせて、2倍近い金額を回収していたということです。
ことし5月、西成区内で、吉田容疑者が、道路脇に止められた自転車の前かごにビラを入れているところをパトロール中の警察官が見つけ、捜査していました。
調べに対し、容疑を認め、「これまで、数十人に金を貸し付けた」などと供述しているということです。
警察は、生活保護の受給者を狙った組織的なヤミ金融グループとみて実態を調べています。
追加日 | 2014-09-30 21:06:00 |
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更新日 | 2023-07-14 19:08:12 |
引用元 | http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20140930/4997621.html |