客から法定利息の20倍以上の金額を利息闇金ニュース

人の弱みにつけこんだ犯行です。超高金利で金を貸したとして札幌の貸金業者2社の店長らが逮捕･送検されました。この業者らは同じく高金利で金を貸したとして先月逮捕された業者とつながりがあります。警察で関連を調べています。

出資法違反などの疑いで逮捕･送検されたのは札幌･中央区にある｢キャッシングのキララ｣店長･黒田容疑者と｢つばめ信用｣の店長･清水容疑者。そして、それぞれの店の従業員2人です。黒田容疑者らは今年6月までに客から法定利息の20倍以上の金額を利息として取るなどした疑いです。警察によりますと客の多くは他の店から金を借りることができなくなった生活保護の受給者だったということです。

(見張記者)｢黒田容疑者らは、主に生活保護の受給者に対し高い金利で金を貸して保護費の支給日に返済を約束させるという手口で不正に利益を上げていました｣
4人は電話帳の広告や新聞、それに口コミなどで客を集め、なかには12万円を借りた客からひと月で11万円もの利息をとっていました。黒田容疑者らの店は先月逮捕された貸金業者｢日の出信販｣の系列店で、3店舗あわせてこの1年間に1億3000万円もの不正な利益をあげていたということです。調べに対し4人は容疑を認めています。