長野中央、須坂両署と県警生活環境課などは6日、「ホワイト」の名称で無登録で貸金業を営み、計14万8000円を貸したとして、貸金業法違反の疑いで、指定暴力団山口組系蔵政組幹部で長野市北堀の無職斉藤容疑者(35)を逮捕し、市内の自宅や組事務所を家宅捜索した。容疑を認めているという。
斉藤容疑者は昨年8-11月、市内のコンビニ駐車場などで、4回に分けて、同市と須坂市の女性2人に1回当たり3万-5万円ずつ手渡し、無登録で貸金業を営んだ疑い。同署などは、法定金利を上回る利息を受け取った疑いもあるとみて調べている。
県警生活環境課によると、斉藤容疑者は金を貸す際、1万-5000円の利息を取っていた。須坂市内の女性の場合、5万円を借りた際に利息として7000円を差し引かれ、その後、5日ごとに同じ利息を支払った。支払いは30回近く、計約20万円に上った。
同署などはこの日、午前7時すぎに斉藤容疑者を自宅で逮捕。組事務所には午前8時半ごろ捜査員十数人が家宅捜索に入った。組事務所は繁華街の一角で、通勤の人が様子をうかがっていた。
同課によると、事務所を構えず携帯電話で利用者と連絡を取る「090金融」の摘発は県内初。斉藤容疑者は、携帯電話番号を記した広告を電柱に張るなどし顧客を集めていた。
追加日 | 2007-06-06 00:00:00 |
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更新日 | 2023-07-14 19:26:01 |
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