ベトナム人を相手に無登録で金を貸し付ける「ヤミ金」を営んだとして浜松中央、浜松西両署と静岡県警国際捜査課などの合同捜査班に貸金業法違反容疑で再逮捕されたベトナム国籍の男2人が、法定金利を10倍近く上回る金利で金を貸していたことが16日、合同捜査班への取材で分かった。合同捜査班は2人が遅くとも昨年夏からヤミ金を営み、顧客は数十人に上るとみて実態解明を進める。
再逮捕されたのはいずれも同国籍、名古屋市港区宝神3丁目、無職の男(31)=銀行法違反容疑で逮捕=、男(28)=同=の両容疑者。
合同捜査班によると、2人は日本国内のベトナム人を対象に会員制交流サイト(SNS)などで客を募り、法定の金利上限の10倍に当たる年200%程度で契約していた。主に2人の自宅で契約を交わし、現金を手渡したり、指定された金融機関の口座に送金したりしていたという。
契約の際には担保として、借用書を書かせたり、借用書の文面を読み上げている姿を動画で撮影したりしていた。パスポートや金融機関口座の通帳、キャッシュカードを預かることもあったという。
合同捜査班がベトナム人グループによる大量万引事件を捜査する過程で、ベトナムに不正送金する「地下銀行」の存在をつかみ、2人を銀行法違反の疑いで逮捕していた。
追加日 | 2022-03-17 16:00:00 |
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更新日 | 2023-01-08 20:04:04 |
引用元 | https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1040415.html |