熊本北署は二十七日午後、無登録で携帯電話を使った「090金融」を営んでいたとして、貸金業法違反(無登録営業)の疑いで、熊本市新大江二、暴力団組員、無職大塚容疑者(33)を逮捕した。また、同市中央街の組事務所など三カ所を家宅捜索、パソコンや借用書など約六十点を押収した。
調べでは、大塚容疑者は知事などから貸金業の登録を受けないで、昨年五月上旬から八月上旬にかけて、同市の会社員男性(33)ら2人に3回にわたり、3~5万円を貸し付けた疑い。容疑を認めているという。
大塚容疑者は、二人から法定限度(一日0・08%)の約50~90倍に当たる利息を受け取っていたとみられ、出資法違反(高金利)の疑いでも調べる。
昨年11月、同市内の電柱などにチラシ約百枚を張っていた同容疑者を署員が発見。市屋外広告物条例違反の疑いで任意で調べていて、貸金業法違反容疑が分かった。
22日には、熊本南署が「090金融」を営んでいた暴力団幹部を出資法違反などの疑いで逮捕しており、県警は、「090金融」が暴力団の資金源の一つとなっているとみて、実態解明を急ぐ。
追加日 | 2003-01-28 00:00:00 |
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更新日 | 2023-07-14 19:26:01 |
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